ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
コウシはアタシの声に気付き、
振り返った。


そして、顔を見るなり、
気まずそうな表情を浮かべる。



「…何だよ?」


「…あのさ…。
昨日はアタシが最初にぶつかって

 …ごめん」



まずは昨日のこと、
謝らなくちゃね…。

廊下を走った
アタシが悪いんだし。



「あぁ…別に」



アタシが謝った瞬間、
コウシはポケットに手を突っ込み、
生意気な表情で答えた。
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