ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
「……コウシ。
起きた?大丈夫??」



そこに居たのは姉ちゃんだった。


俺が目を開けても、
頭を撫で続ける。



「…うん。
あのさぁ…何で??」


「え?コウシが保健室に運ばれたって聞いたから、
すぐに飛んできたんだよ」


「そっか…。あいつは??」


「え?ユリちゃんたち??
もう保健室から出て行ったよ。

……ユリちゃんって少し乱暴だね。
コウシは関わらないほうが良いよ」


「あぁ…うん」



姉ちゃんに促(うなが)されるように、
頷く俺。



こんな風に
姉ちゃんに頭撫でてもらったこと、
あったのかな??


妙に懐かしいよ。
こんなのも、たまには良いね…。

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