ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
「…っていうか、何の真似??」


「え??何のって…、
ただ悪いことしたから…」



頭を上げたユリは
目に涙を溜めていた。



うわぁ!!何で
目、真っ赤にしてるんだよ!
超ブサイクなんだけど!!



吹き出しそうになるのを我慢して、
俺は言った。



「あっそ。
もう別に良いよ。
出来たら話しかけないで」


すると、ユリは小さく頷き、
振り返ると廊下を歩き出した。



はああ…
やっと、こいつと関わらないで済む…。



とび蹴りなんてする女!!
大キライだよ!!
俺の前に二度と現れるんじゃねえ!!


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