ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
アタシはコウシの顔を見ると、
少し気まずそうな表情を浮かべた。



何で??
何で、コウシが助けてくれたの??


もしかして…

もしかして…


やっぱりコウシは…

アタシの王子様かも?!


だから、
アタシのことを助けてくれたんだ!!



アタシの頭の中は、
一気に妄想が駆け巡る。


バス停に止まると、
ギャルたちは文句を言いながら下りて行った。


シーンとする車内で
アタシはコウシのとなりで、
ドキドキする鼓動を抑えた。


そして、3つ目のバス停で、
コウシが下りようとした。


アタシが降りるバス停はあと4つ先。


でも、アタシはコウシを追うように
一緒に下りてしまった。


< 90 / 357 >

この作品をシェア

pagetop