ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
「バスの中で、うるさいわよ!!
それに前におばあさんがいるんだから席、譲りなさいよ!!」



「はあ??
アタシたち、何にも言われてないし、
お金だって払っているんですけど!!」



下を向いたまま、
おばあさんが気まずそうにしている姿が目に入った。



あいつ、
おばあさんのために注意したんだな。



そのとき、ユリが「あんたたち…」と手を振り上げた。



え??まさか??
あいつ、殴るんじゃないよな!!



俺はそう思った瞬間、
立ち上がり、

「テメェら!!うっせーんだよ!!
 このブス!!今すぐどけ!!!」

と声を上げてしまった。

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