ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
ユリside



バスが“ブ~ン”と走り出し、
人通りの少ない道は
アタシとコウシだけになった。


コウシはアタシが降りたことを知らないのか…
背を向けて歩き出す。



「コウシくん!!」



アタシは声を上げる。



「…何??」



振り返って、
アタシを見るコウシ。



ドキドキドキ…
鼓動が早くなっちゃう。


ポケットに手を突っ込み、
アタシを見つめるコウシの姿…
超、カッコ良い!!


やっぱりコウシは
アタシの王子様なんだ!!
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