記憶のその先
そうか……あの声はりゅう君だったんだ…







あの温もりも、今感じる温もりも







りゅう君なんだ







「りゅう君……」







『ん?』








「会いたかった、ずっと…」








『あぁ、俺もだ』









『だからこうして会いにきたんだろ?』








「遅いよ…バカ」








『ごめんって』








どれくらい経っただろう







2人で授業をサボってずっと抱きしめあっていた








途切れた時間を埋めるように…
< 26 / 51 >

この作品をシェア

pagetop