記憶のその先
2人で教室に戻る







クラスの女どもはひなをドンッと突っぱねた







俺の中で何かが切れた








〈黒夜くぅ〜ん、こんなブスと帰ってくるなんて可哀想に〜







これから私たちカラオケ行くんだけど一緒にいかな〜い?♡〉








『うぜぇ、寄んな』








俺はなるべくひなの周りでは本音を言わないようにと思っていたが







大切なひなを突っぱねられたせいかつい本音が出てしまった








『ひな、帰るぞ』







「う…うん」




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