光依存症【短編】


母親は頭を悩ませている。
「どうしたのかしら…停電ではないし…

まぁ良いわ、美亜…疲れたでしょ?早く寝なさい」


「はぁい。おやすみなさい」


(そうだ。私…疲れてたからあんなものが見えたんだ。
ぐっすり寝たら、きっと大丈夫…)


美亜は自分なりの解釈をして、自分を安心させた。

子ども騙しの安易な考えで……。


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