光依存症【短編】


ふと、さっきスイッチに触れた時の感触を思い出した。

彼女は右手を見る。


そこには……



赤…というより、緋色の、 血。



美亜のものではない、まだ生暖かい不気味な液体。


「━…ひぃっ…嫌ぁ!!」


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