光依存症【短編】


あまりの強風に、美亜は固く目を閉じていた。

漸く風が収まり、ゆっくりと目を開けると、


部屋はまた真っ暗だった。

物音ひとつしない…。静寂が身を包む。


「えっ…何で…?」


静かすぎて、逆に聞こえる筈のないような声も聞こえてしまう気がする。


『ふふっ…お姉ちゃん、これでまほと一緒だね……?』


「嫌だ!嫌だ…嫌ダイヤダ」

クラヤミガコワイ━━…


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