光依存症【短編】
私の恐怖は、まほちゃんに対するものなのか、暗闇に対するものなのかわからなくなっていた。
何時の間にか、隣町まで来ていた。
そこで、二筋の光を見つけた……。
今はその光が、世界中のどんなものよりも、綺麗で安心できた。
その光に吸い寄せられるかのように、まるで蛾みたいに、ふらふらと近付いて行った。足が勝手に動いているようだった…
ヒカリ…ヒカリ ヤットミツケタ
イマイクカラ、マッテテネ―…