光依存症【短編】


「ただいま…」
家に入って、やっと気分が落ち着く。

「お帰り、美亜。晩御飯出来てるわよ。」

「うん。いただきまぁす」


━━━


ご飯の後、お風呂に入っていると―…

チカチカ…フッ

「えぇ…!嫌だ…こんな時に停電…!?」

暗闇がとてつもなく不気味に見える。

闇に飲み込まれそうだ…
お湯に浸かっている筈なのに、体がやけに冷たく感じる。

「や…助けて…怖い」


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