光依存症【短編】


怖くて、寒くて…
身を縮こまらせていると。

じっと見つめていた暗い水面に、ぼんやり何かが浮かび上がって来た。

「え…何、これ……顔!?」


恐ろしく歪んだ顔…怒りとも、哀しみともつかない表情をしている女。


その隣からも、もう1つ顔……
幼い少女…苦痛が伺える。涙を流しているようだ。

「い…嫌ぁぁぁ!!」
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