ラブレターを君に
カズは、その日はどうしても、理音との、約束の時間までに、会場であるそのホテルに行かなくてはならなかった。
理音には、遅れる事をも、想定して、お母さんが決めてある曲の他にもう一曲自分で選んだ曲を弾くように、言っておいた。
カズは、とうとう、会場の入口に辿り着いた……
大きく深呼吸をする……
スタッフが、まず止めにやって来た。
パーティーの途中でもあり、また、カズの身なりは、どうみても、パーティーの礼装ではない。
「お客様!勝手に入られる事は出来ません……失礼ですが……どなたか御知り合いの方でも、いらっしゃるのでしょうか?」
「岩崎教授のお嬢様に、大切な用事があって参りました。開けていただけますか!」
「今は、ピアノを弾いておられますので!困ります!
ああっ、お客様………」
呼び止めるのも、聞かずに中に入っていった。
理音には、遅れる事をも、想定して、お母さんが決めてある曲の他にもう一曲自分で選んだ曲を弾くように、言っておいた。
カズは、とうとう、会場の入口に辿り着いた……
大きく深呼吸をする……
スタッフが、まず止めにやって来た。
パーティーの途中でもあり、また、カズの身なりは、どうみても、パーティーの礼装ではない。
「お客様!勝手に入られる事は出来ません……失礼ですが……どなたか御知り合いの方でも、いらっしゃるのでしょうか?」
「岩崎教授のお嬢様に、大切な用事があって参りました。開けていただけますか!」
「今は、ピアノを弾いておられますので!困ります!
ああっ、お客様………」
呼び止めるのも、聞かずに中に入っていった。