ラブレターを君に
カズは車をホテルの正面に横付けにし、降りて、理音にコートを掛けてやった。



(理音)
「どうも…ありがとう………」カズにエスコートされ車に乗る。



「パタン」


「パタン」



(kazu)
「さぁ!お嬢様?……行きますか!…」
車を勢い良く発信させた。



(理音)
「まず……一つ質問して良いかしら?」



カズは、うなづく…


(理音)
「フランス語が……何故あんなに………とても驚いたわ!」



(kazu)
「来たね?……やっぱり?驚くよね!……大学の4年間外国語クラブに入っていて、フランスに一番興味あったから、とことん勉強したよ!挙げ句に、フランスから来てた留学生と友達になって、夏休みになると、そいつとフランス行って色んな所へ連れて行って貰って現地の人達とも、よく話したりもして、良い経験出来た。そこで、よく小さなパーティーにも、出させて貰ってフランス式のパーティーの楽しみ方とか、教わったんだ。分かった?」



(理音)
「へぇぇぇっ、そうだったのぉ!あのお父様の驚いていた顔ったら、おかしかったわ!

でも、じゃあ、英語は?私ほどじゃないけど、うふふっ、様になってたわ!」



(kazu)
「やっぱり、英語も、留学生かな!その友達とは、日本語を教えて欲しいと頼まれた時から、英語が分からないと教える事もできないから、そいつとの会話から、自然に覚えていったのかな!あれでも、ちょっとは、緊張したんだぜ!」



(理音)
「あれには、お母様は、何も言ってこれなかったわね?良かったぁ!」



(kazu)
「それより……寒くない?そのコートで大丈夫?」



(理音)
「この季節にオープンカーは、ちょっと…どうかと…もう、閉めてくださらない?」



(kazu)
「そうだな!(片手で操作をすると、徐々に閉まってきた)シートを倒してみて?」



言われた通り倒してみると…
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