ラブレターを君に
父の画策
(孝志)
「誰と話してたんだ?……まさか…あいつなのか?」
(理音)
「いいえっ、……今は、ただピアノの練習をしてただけ!誰とも……」
ケータイは、一瞬の間に隠した。気付かれなかった。
(孝志)
「明日は、進路相談が、高校である日だろう?決めてあるのか?」
(理音)
「もう少し…考えてみたい事あって……」
(孝志)
「自分で決めれるのか?」
(理音)
「自分で…決めます……それと、お父様達の薦めていた大学には決めないかもしれません…」