ラブレターを君に
ひとりでに涙がこぼれ落ちてくる。


私なんかが、所詮は親の言いなりにしか、なれなかった、誰かを助けるどころか、結局は、自分を守ることしか出来なかった!


いえっ、カズさんには、どうしても音楽を続けて欲しかった。あんな素晴らしい曲が作れて、しかもあんな素敵な声の持ち主である、あらゆる可能性を秘めた才能を、くだらないことで潰すわけには、絶対いけないと思った。



やはり…会わずに帰ろう。



そうする方が自分の為でもある…



歩き始めた…何度も自分に言い聞かせるように…一歩一歩…カズさん


さようなら!!
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