ラブレターを君に
理音は、ここへ来てから毎日、日記を欠かさず、書いている。そうすることで、一日の終わりを確認しているのだ。



どうしてこんなにも、一日の経つのが遅く感じるのだろうか!



日記を書いていると、どうしても……カズさんは、今頃歌っているのだろうか?ピアノを弾いてるだろうか?新曲は、どんなだろうか?思い巡らしてしまう。



そんな時、あの時部屋で弾いてた、カズのピアノ曲を思い出しながら弾いている



そんな時、必ず隣りから、ジュリアーナとリサが、やって来るのであった。二人は、この曲が大好きだと、言ってくれた。



「これっ、誰の…ピアノ曲なの?」

リサが聞いて来た。



「この曲はね!…理音が大好きな人の作ったピアノ曲なんだよ!素敵でしょ?」



「何で理音は、いつもいつも…そればかり弾いてるの?」



「……理音が…忘れたくないから…そのことを、その人に伝えたくて!」

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