ラブレターを君に
そんなある日のこと……


(ジュリアーナ) 「理音?最近の理音見てたら…何かとっても充実してるみたいに見えるけど…何か見つかったのかしら?進路決めたとか?」


(理音)
「ええっ、私なりに少しづつなんだけど…まだはっきり決めるところまでは……もう少し勉強しないとって思ってるの!」



(ジュリアーナ) 「そうなの!……ところで今年のクリスマスは……理音は、どう過ごすつもり?……あの…大好きな彼氏とは……会いたいんじゃないの?………話したい事だって、沢山あるでしょ?」



(理音)
「………………」


(ジュリアーナ) 「……まだ何も話せないでいるのね?……何故?…理音は、本当は……その彼と一番、今思ってる事や、悩んでる事…話したいんじゃないの?」



(理音)
「彼とは………… (悲しげに俯いてしまう)…ジュリアーナ!私ね、自分の気持ちがはっきりしたら、両親に、自分できちんと言おうと思ってるの!自分の進路のことや、将来のことを!自分の言葉で言わないとって!………私ここにずっと居ていいかな?ジュリアーナ!………」



(ジュリアーナ) 「ええっ?…ずっとって……じゃあ大学もフランスのってことなの?日本には……帰らないの?…」
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