medium M × small S
「はぁ、部活終わったぁ…」
「お疲れ様!って感じだよね…こんな暑い中さぁ、そうだ相談があるんだけど」
美月チャンは私に心無しな言葉を言った。
「公塚の罰ゲーム、一緒に考えてくんない?」
は?へ?
そんなん自分で考えられるっしょ?
なんで寄りによって私に言うんだよ…
これは考えすぎなんかじゃないよね?
「あははっ。私に聞かないで!分かんないからさ」
これでいいんだよね?
「そっかぁ、やっぱ、アイツに土下座させようかなぁ──……」
と、口をへの字にして歩きだしていった美月チャンを見て私は小さな憎しみが段々ドロドロとした液体のように心の中に入っていったようだった。
"