Language of flowers ～ あの日 咲いた雑草 ～

開店【幸祐 × 雑草 × 芽生え】

ー 自宅(居室) ー

チュンチュン…
チュンチュン…
チュンチュン…


「…んっ？…朝か。」


僕の名前は、幸祐(こうすけ)。
現在21歳のフリーター。

高校を卒業して中小企業に就職したのだが、上司とのトラブルが続き、気がつけばバイトで生計をたてており、父が遺してくれたほんの僅かな生命保険(お金)で食い繋げている日々。

母は、早くに父が他界した為、女手1つで僕を育ててくれた。
僕が幼少の頃は、訪問介護の仕事(ヘルパー)を
していた様だが、いつしか腰を痛めたとのことで、物心がついた時にはもともと母が好きだった花屋を経営している。

ちなみに、父は業界で少し名の知れた大道芸人だったのだが、ステージ公演の最中に不慮の事故にあった。


まぁ…
そんな話はどうでもいいか…