転校生の女の子
祐「今朝おまえが希鷹と一緒にいるとこ見たんだが脅されたのか?」

美「脅されたって笑笑」

祐「違うのか!? 俺はおまえをあの席にして心配で心配で…泣」

美「ちょっと祐君泣いてる!? 泣かないでよー」

祐「泣いてへんわ! それでなんで今朝一緒にいたんだ?」

美「姫になったのよ」

祐「はっ!? 俺の聞き間違えだよな、うん、そうだ」

美「聞き間違え者ないわよ!」

祐「じゃあおまえはあいつらを信じたというのか?」

やっぱり…聞きたかったのはそのことなんだね

美「はじめは信じようとは思わなかったわ 倉庫に連れてかれて逃げたわよ でもそのときにね…私は違う族に捕まった 裏切る存在なら絶対助けにこないと思って期待もおしてなかった なのにあの人らは助けに来たのよ」

あの人らがあいつと同じなら助けに来ないわ

どうにでもなれと思ってね

でも助けに来たんだもん

だから信じていいよね?

いらない子とも言わないよね?

裏切ったりもしないよね?
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