エリート医師に結婚しろと迫られてます
「正解は…モリなんかほっとけ、早く君の事抱きたい…」
相沢さんは、私の耳元で言う。
「相沢さん…あの」
「ダメだ…止めらんない、早くここ出よう」
もう1度キスされると思った所で…
バシッという音とともに、「痛っ」っという相沢さんの声がした。
「人の彼女に何してる」
「モリか…早かったな。時間は?」
「残念だが…後10分ある」
「彼女、俺にくれ」
「ふざけんな…今度、手を出したら、ただじゃ置かない」
森谷さんは、これ以上ないってほど冷ややかにいう。
「怖いな…脅すきか?」
「脅しなんかじゃない。警告だ」
「麻結。行くよ…」
森谷さんは、私の腕を力いっぱい引っ張った。