エリート医師に結婚しろと迫られてます
「私には、あなたを部屋に入れる権限は有りません。私の部屋では有りませんから」
「いいじゃないの。固いこといわないで、入れてよ」
「固いこと?固いというのはどういう意味ですか?
三原さん?ちなみに法的には、鍵を預かるということは、民法上、自己の財産に対するのと同一の注意ということになると思います。
私は、管理者として彼と契約結んだわけじゃないですから、善良な管理者の注意とまではいかないと思いますので…」
「ああああーもう、うざい、止めてよ。頭おかしいんじゃないの?あんたって、本当にうざいわね。鍵持ってるなら、さっさと自分だけ部屋に入ればいいじゃないの。何言ってるのよ」
「そうしたほうが、いいんですか?」
「だめ。ちょっと待って」
三原さんが腕組みしだした。