エリート医師に結婚しろと迫られてます
「どうして欲しいですか?」
「何よ、偉そうに。さも、自分が選ばれた女って顔して」
「そうですね。いらないお節介でした。じゃあ、お言葉に甘えて私、中に入ってますね。それじゃ失礼します」
「だから、ちょっと待ってよ。今、考えてるから。
わかった。あんたの事、散々なじって、引っ掻いて、踏みつけて、捨てぜりふたくさんはいてあげる」
「ひどいな…踏みつけられるのは、嫌だけど、捨てぜりふなら、聞いて上げます」
「バカ、アホ…死ね」
「あなた、3歳児ですか…程度が低い」
「酷い…言い返すなんて反則よ」
どうやら、相当の負けず嫌いだ。
「何も反論してあげないほうが、聞いてて痛いと思いましたので」
「ブス、幼児体型、何であんたなの…私の方が裕貴の事古くから知ってたのに」
「それで?」
「私の方が、裕貴の事幸せにしてあげられるのに…」
「それは…直接、彼に伝えましたか?」
「何言ってるの…言うわけないでしょ」
「そんな事じゃ、未来永劫伝わりませんよ、彼には…」