エリート医師に結婚しろと迫られてます
「本当にいい友人なんだ…」
「それにしても、真っ先にお互いに助け合う仲だなんて、とても想像できなかったな」
私のいい方に、彼もつられて笑い出した。
彼は、急に真顔になって言う。
「ごめん。騙すつもりも、驚かすつもりもなかったんだ。彼には君の事でずっと相談に乗ってもらってたから」
ん?ずっと?相談って…いつからよ?
「その割には…彼、あなたのこと全然褒めてなかったし、付き合うのも止めろって言ってた」
「それは、本心じゃないよ。僕も、あいつにそんなこと言われたくないって抗議したけど、褒めちぎるのは、もっと変だろう?って押しきられた」
「見事に騙されたわね」