少年ハヤト「ゲームソフト交換事件」
「大将」…それはこの鬼をこよなく愛する男。


今はリビングで成りを潜めて新聞を読んでいるが、こちらの話を聞いているに違いない。


もしオレが鬼に反論しようものなら、


『お母さんの言う事を聞け!』


そう言って参戦してくるに違いない一。


敵を増やすほど、愚かでは無い。


この鬼は単純だからどうにでもなるが、「大将」はそうは行かない。




案の定、


『ハヤトは素直だね!偉い!』


鬼は喜んで、悪いことをしたはずのオレを褒めて、戦いの幕は閉じる。



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