ウソつき彼氏とニセ恋愛
“信じること”が出来なくなり、
“愛”という存在を幻と言うようになり、
昴くんの生活は荒れ始め、
女の子と遊ぶことが増えた。
そんな昴くんを止めようと必死になったちづちゃんと弘乃くんも、
ついには無理なんだと分かった。
“幼馴染では、助けられない”
“他から、昴の中身を見ていて
昴を救ってくれそうな人を待とう。
それまで、私たちは昴を見放さず
傍にいよう”
2人はそう決めて、ひたすら待った。
そしてそんなときに現れたのが、
──私だった……。