ウソつき彼氏とニセ恋愛




「1人で抱え込ませて、
辛い思いさせて、ごめんね…。
でも、俺のためにありがとう」



涙を止めてる暇なんてないよ。



もう、このままでいいんだ。



「千夏ちゃん…俺の話聞いてくれる?」



きっと、過去のことだよね。



私は一回頷いて、
私の部屋に案内した。



少し待っててもらいお茶を出してから、

昴くんとミニテーブルを挟んで向かい合うように座る。




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