ウソつき彼氏とニセ恋愛
「ごめんなさい、遅くなった!」
肩で呼吸してて、苦しそう…。
走ってきてくれたのかな?
「実は、2人にはすごくお世話になってるし、
……まあ興味ないと思うけど、私の過去の話、聞いて欲しかったの」
「興味なくなんかないよ。
話してくれたらいいねって、ちづちゃんと言ってたし!」
私の言葉に頷くちづちゃん。
凛花ちゃんは驚いた表情をしてから、
ふっと笑って、気づいてたんだ。と呟いた。
「それじゃあ、話すね」
3人しかいない教室で、
なんだかさっきとは違った雰囲気に変わった。