ウソつき彼氏とニセ恋愛
「あんなにいい表情の昴みたらさ、
みんな諦めて、新しいスタート切るって!
私もその1人なんだからね!
七瀬さんに昴は任せちゃおって…はい!」
「わぁ……」
肩より下の髪の毛は、
綺麗に巻かれてて2つ結び。
目の前の鏡に映ってるのが、自分じゃないような、そんな感じがする、
「うん、やっぱりこれが似合うね!」
「ありがとう!!」
「いいえ!楽しもうね!」
クラスの女の子…確か、高内さんは
他の子の髪の毛もセットしているらしく
別の子の元へ向かった。
確かに最近は睨まれたりしなくなったけど…
認めてもらえた…のかな?
なんだか変な話だけど、
私が隣にいても…いいんだよね?