ウソつき彼氏とニセ恋愛




「そんなのイヤだ…」



「じゃあ、真人さんとお話して!」



「…………考えておく」



「話したら、デートもするし
一緒に帰るよ」



昴くんは拗ねちゃって、
ちょうどその時にチャイムが鳴った。



とぼとぼと帰っていく背中を見てちょっと心が痛くなったけど…



お互い…我慢しようね。



私だって、一緒に帰ったりデートしたりしたいんだから!



少しでも、いい方向に行くといいな。




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