ウソつき彼氏とニセ恋愛
「でも、悪くわないと思うぜ。
いい機会だ、悩ませてやってくれ」
ちづちゃんと似たこと言ってる…。
「私も一緒に帰ったりはしたいけど…、
昨日真人さんに、話聞くように私が頑張って昴くんを説得するって言っちゃったんだ」
「真人さんにあったんだな」
弘乃くんの言葉に頷いた。
「千夏ちゃん、マジでありがとな。
俺とちづるでも、何もできなかった。
助けてくれる人をただ待ってた。
本当にありがとな。」
突然の弘乃くんの感謝の言葉に、うっかり泣きそうになったの堪えて首を振る。
「私は何も……。
それに今こうしていられるのは、2人のおかげだよ!」
昴くんと別れた時…まあ、ちゃんとしたお付き合いじゃなかったとき。
1番に支えてくれたのは、2人なんだよ。