ウソつき彼氏とニセ恋愛




「んー、ご飯も作ってほしいけど、
今俺、ものすごく千夏ちゃん食べたいから」



「え、え、昴くん!?」



そのままソファまで引っ張られ、
昴くんの隣に座らせられてしまった。



「大丈夫、大丈夫。怖いことしないから」



そう言って、優しくキスを落とす昴くん。



いっつもそう。



昴くんは慣れてるかもしれないけど、
私は初めての彼氏で右往左往しちゃって…

でも、そんな私のペースに合わせてくれて、



まだ嫌だ、とか怖いっていうと、それ以上は絶対にして来ないし、
安心させてくれるんだ。



そんな昴くんの優しさに、

いつもキュンキュンして……。




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