ウソつき彼氏とニセ恋愛
「うんうん、しっくりくる言葉だな〜。
ってことで、デートしよう!」
「えぇ!?」
嬉しいけど、嬉しいんだけど!!
どうやったらそんな流れになるの!?
「どこでもいい?」
「う、うん……」
どうやら昴くんは、本気みたいです。
ニッコニコの笑顔を私に見せながら、
バッと勢いよく立ち上がった。
「それじゃあ、行こっか!」
「へ?あ、うん!!」
どこに行くかも聞いてないけど、
とりあえず昴くんの後を追った。