ウソつき彼氏とニセ恋愛




「これを父さんからもらった時にね、
誰と行こうかなーって考えてすぐに浮かんだのが千夏ちゃんだったんだ」



「………いいの?」



こんなに素敵なもの、私なんかと…。



「もちろん!どう?入っちゃう?」



そんなの答えは決まってるよ。



「入っちゃう!!」



私がそう言ったのを確認した昴くんは、
お店のドアを開けた。




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