ウソつき彼氏とニセ恋愛
今日は昴くんのことをまた1つ知れて、
新しい顔を見れて、
とても楽しかった。
「また送ってもらっちゃってごめんね…」
「全然!!今日はありがと、楽しかった!」
そう言ってニコッと笑うから、ずるいんだ。
「それじゃあ、また……」
「あ、ちょっと待って!」
また明日ね、そう言おうとして、遮られた。
どうしたんだろう?
首をかしげてたら、なんだかすごく笑顔の昴くんが目の前にいて、
頬に、柔らかい感触がした。