過去と私
「ねえ」

後ろから声がした。

「結生のシャーペン俺の筆箱の中に入ってた」

謙信くんだ。

「えっ、ほんと?!これ探してたの」
「入ってたよ、なくすなよ」

ハニカミながら謙信君は言った

ああ、やっぱりこの人の笑顔は…

「そりゃすみませんね〜」

言いたい言葉が見つからない
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