過去と私
中学3年生になっても生活そのものは変わらないものだ。
授業を受け
友達と過ごし
給食を食べる
放課後には部活

「なんか今日謙信くんと話してたね」
「えっ!あ、うん、そうなの!話せたよ!!すっごい緊張したけど…」

友達の市橋 遥菜(いちはし はるな)が言った。

友達というか、小学校からの仲というか、親友だ。

「まあ、なんで話さないんだろうな。とは思ったよ」
「あたしは会話を広げるのは基本苦手なの」

机を挟みながら遥菜との会話は続く。
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