鈍感さんに恋をした。
実は、麻琴は颯斗センパイと、楓はるうセンパイと、それぞれ付き合い始めた。
それぞれが、それぞれと上手くいってるみたい。
……ねえ、湯河原センパイ。
後は、あたし達だけだよ…?
「莉愛、最近元気無くない?」
通学路を歩く中、楓があたしの肩を叩きながら、そう言った。
「え…そ、そう?」
「そういえばそうだよね。
なんかあったの?」
麻琴も心配そうに聞いて来る。
まだこの2人には、湯河原センパイと夏見センパイの事話してないけど...
「それが...さ」
あたしは意を決して、湯河原センパイと夏見センパイの事を話した。
話し終わると、麻琴と楓は暫くうーんと考えていた。