鈍感さんに恋をした。
というか、半ば強制だったけど。
とりあえず、購買で適当に買って、るう達と食堂を出た。
3人でやって来たのは、前に皆で一緒に食べた、あの中庭だった。
ベンチに、畑と松野らしき人物が座っているのは納得出来るんだが...
その横に、ちょこんと座ってる女子…
あの女子が、どう頑張っても莉愛に見えるのはなんでだ…?
「おい… るう、ナギ、どういう事だよこれ」
そう聞いて2人を睨んでも、るうもナギも、目もろくに合わせてくれない。
あぁ……はめられたな、これ...
「るうくんだっ、待ってたよ!」
「颯斗くんやっほ!」
松野と畑がるう達に寄って来た。
「楓~待たせてゴメンな」
「麻琴~今日も美味しく飯食おうな」