鈍感さんに恋をした。


というか、半ば強制だったけど。


とりあえず、購買で適当に買って、るう達と食堂を出た。


3人でやって来たのは、前に皆で一緒に食べた、あの中庭だった。


ベンチに、畑と松野らしき人物が座っているのは納得出来るんだが...


その横に、ちょこんと座ってる女子…


あの女子が、どう頑張っても莉愛に見えるのはなんでだ…?


「おい… るう、ナギ、どういう事だよこれ」


そう聞いて2人を睨んでも、るうもナギも、目もろくに合わせてくれない。


あぁ……はめられたな、これ...


「るうくんだっ、待ってたよ!」


「颯斗くんやっほ!」


松野と畑がるう達に寄って来た。


「楓~待たせてゴメンな」


「麻琴~今日も美味しく飯食おうな」






< 153 / 226 >

この作品をシェア

pagetop