鈍感さんに恋をした。
「湯河原、これからの時間は、お互い別行動にしないか?」
「はぁ?!」
湯河原センパイが動揺して、ジュースが入ったグラスを倒した。
「あーぁ、やらかしたな。」
るうセンパイが呆れたように笑った。
結局、あたし達はお互い別行動をする事になった。
分け方が、麻里子ちゃんと美緒ちゃんと男子の先輩2人、麻琴と颯斗センパイ、楓とるうセンパイ、あたしと湯河原センパイの、計4つに分散された。
あたし、湯河原センパイとなの…?
「莉愛、頑張って~!」
麻琴と楓から、声援来たんだけど。
それに…
さっきからのこの胸のドキドキは何?
あたしは、突然の事に動揺していた。