鈍感さんに恋をした。


そんな事を話してたら、プリンとモンブランが運ばれて来た。


「なあ湯河原、お前時間大丈夫か?」


「えっ!」


そうだ、今まで時間の事、全く気にしてなかった!


慌てて時間を確認すると、もう長針が16時を指そうとしていた。


俺の出番は16時半から。


そろそろスタンバイしないとまずい。


「るう、ヤバい!
さっさとそれ食って、莉愛誘って連れて来て!」


「はぁ…… これだから湯河原は...」


そう言いながらも、るうはプリンを頬張っている。


俺も、モンブランを素早く平らげた。


とりあえず、会計は俺が済まし、るうには先に行って貰った。


「ありがとうございました。
行ってらっしゃいませ、ご主人様」






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