鈍感さんに恋をした。
俺、固まっちまったよ。
莉愛の天然さには、本当に驚いた。
人が本気で告白してんのに、どこ行くんですかはないだろ...。
キスの意味も知らないなんて、どういう事なんだ?
と思ったら、いきなりキスして来るし。
柳田 莉愛、とんでもないヤツに俺は目ぇ付けちゃったんだな…。
今時あんなJK、いるんだな…。
純粋な莉愛を見てると、時々自分が嫌になる事がある。
で、今はお節介なるうのお陰で、そんな莉愛とプチデート中??って訳。
「湯河原センパイ、本当にどこ行くんですか?」
上目遣いで俺を見上げて来る莉愛。
コイツ、絶対自覚ねぇ。
思わず体中が熱くなるのを感じた。