鈍感さんに恋をした。
で、結局、俺は理性崩壊間際で、行く場所を適当に思い付き、莉愛からなるべく離れた。
「あ、あのさっ、腹減らない?」
「えっ?は、はい...そう、ですね」
よし、なんとか話題を変えられた。
「でも、湯河原センパイ、熱ありそうですし、帰った方が良いですよ?」
だから、熱なんかねーって!
「ハハ…だ、大丈夫。
それより、俺も腹減ったから、どっか適当に入ろーぜ?」
俺が慌ててそう言うと、莉愛は納得のいかない表情をしていたが、無言で頷いて了承してくれた。
莉愛...俺が顔赤くなってんの、ガチで熱がある省だと思ってんのか?
ちげーよ...。
莉愛に、萌えてるんだよ。