鈍感さんに恋をした。
「でさでさ、るうセンパイからさっきメール来て、お昼一緒に食べないかって言われたんだけど、湯河原センパイも来るみたいだし、莉愛もどう?」
楓にそう言われ、あたしは迷う事なく即答した。
湯河原センパイに会える。
それだけで、何故だか嬉しかった。
早速、センパイ達を迎えに、2年生のフロアに向かった。
2年生のフロア入るのに、ちょっと抵抗はあったけどね。
今日のメンバーは、るうセンパイと颯斗センパイ、そして湯河原センパイ。
まず、るうセンパイのクラス、2年1組で待機。
るうセンパイは、すぐに来てくれた。
「楓ちゃん、麻琴ちゃんに莉愛ちゃん!
わざわざ来てくれてありがとね!」
るうセンパイはニカッと笑いながらそう言った。