鈍感さんに恋をした。


楓が言った言葉に背筋がゾクッとした。


「あたし、まだ生きたいし、食べられたくないよ!」


そう言うと、また2人はポカンとした顔をして


「…クラス表、見よっか」


とクラス表に視線を移した。


もう、あたしには意味わかんないよ。


女遊びとか、食べるとか。


…もう、考えるのやめよう。


あたしもクラス表に視線を移した。


「あたしあったぁ!」


一番最初に名前を見つけたのは、麻琴。


あたしと楓は、同時に見つけた。


「何組か一斉に言い合おうか」


麻琴が提案して、あたし達は賛同した。


「せーの…」


「「「5組!!」」」


「えっ、皆5組?」


楓がびっくりした顔をする。


あたしもびっくりだった。






< 5 / 226 >

この作品をシェア

pagetop