鈍感さんに恋をした。


るうやナギに、からかわれて、さすがの俺も恥ずかしくなったから。


でも、莉愛をいじるのが楽しくて、ついいじくりまくってたら


「湯河原~、お前いつまで莉愛ちゃんいじってんだよ。ていうか、お前ってそんなにSだったか?」


るうが呆れたように苦笑する。


「ゆ、湯河原センパイ、もう次の授業始まるんで、帰って良いですかっ」


莉愛がそう言われ、ふと携帯を見ると、確かに後5分位で、次の授業が始まる事を表していた。


授業………受けたくねぇ。


莉愛とこのまま喋ってたい。


莉愛にそう言われてもいじるのをやめない俺に、るうとナギは苦笑した。


「湯河原、次の授業サボるか?」


ナギの言葉に、俺は素直に頷いた。






< 54 / 226 >

この作品をシェア

pagetop