鈍感さんに恋をした。

俺は我慢出来ずに、莉愛の頬から、唇に場所を移して、キスを落とした。


「ふぇっ...センパ……イ」


莉愛、何も喋れなくしてやる…。


それぐらい、俺は莉愛の唇に深く熱いキスを繰り返していた。


唇が離れた後、莉愛は立ち尽くした。


「苦しい、筈なのに...
なんか、心地良く感じる気がします…」


心地良い!?


「なぁ、莉愛ってさ...
ぶっちゃけ、Ｍなの？」


今の言葉からして、俺には莉愛は、バリバリのドＭにしか見えない。


「はい？
あたし、Ｓですよ？」


「はぁっ、Ｓぅ!?」


「はい」と真顔で再び頷く莉愛を見て、俺は固まった。


莉愛って、Ｓなのか？ 全くそうには見えないけどな...


って事は…